優秀な人が働きたくなる会社のヒントーモテる会社の10ヵ条(+1)

川上徹也氏の「小さいけれどみんなが好きになる モテる会社」は、軽いタイトルに似合わないなかなかの良書。

「モテる会社」になると、様々なことが起ります。 お客さんがファンになってくれます。 得意先や取引先から応援されます。 働く従業員が自社を誇りに感じます。 経営者自身が深い満足感を得ることができます。 有名でもなく、 卓越した技術も持っておらず、 ブランド力もないちいさな会社が輝くためには、 どうしてもモテが必要なのです。 本書では「モテる会社の10カ条」を大公開! この10カ条通りに進めていけば、 あなたの会社もきっとモテるようになります。 会社経営は、モテるが価値! さあ、みんなで日本に「モテる会社」を増やしましょう。

「モテる」と言ってもその相手は異性とは限りません。
お客さん、得意先や取引先、そして何より働く従業員から 応援される会社になることが、会社にとっての「モテ」だと言えます。そんな、モテる会社になるための10カ条+1が、豊富な実例と共に紹介されています。

そして、豊富な事例とともに語られる、モテる会社の10ヵ条+1は下記の通り。

1.従業員やその家族を大切にしている

10ヵ条の第1は、従業員とその家族について、です。
たとえば千葉、鴨川にある亀田メディカルセンターは、
「本当に優秀な医師が求めているのは、法外な報酬などではなく、
自分が持っているスキルや知識を最大限活かせる環境が与えられることだ
ということに気づきます。
そして「先生が考えるベストの環境や態勢を言ってください。」
という口説き文句で優秀な医師を集め、
それが彼らのスキルを学びたい優秀な研修医やスタッフ、
そして彼らの診療を受けたい患者から選ばれる「モテる」病院になっていきました。

高い給与が出せないからいい人材を獲得できない」という企業は多いですが、
実は、「給与が低いから」を退社の理由にする人は多いものの、
「給与が高いから」を入社の理由にする人は少ないと言われています。
<参考>退職理由のホンネランキングベスト10/リクナビNEXT

「給与」はあくまでハーズバーグの動機付け理論でいう「衛生要因」…
つまり、不足すると不満が発生する要因ですが、
給与が高くても最良の人材が集まるわけでもありません。
動機付けの要因となるのは「仕事そのもの」だったり、
「承認されること」だということを改めて認識しました。

3月・4月に行ったセミナーでも、
「給与」について納得して入ったはずなのに、
「給与が低い」を理由に退職していく社員について、
その大きな理由は「未来」が不透明だから、というお話をさせていただきました。

辞めたくて会社に入る人はいません
「お金がない」を理由にせずに、
「お金をかけずにできること」を考えていくことで、
防げる退職もあると考えさせられる本でした。


その他の9ヵ条+1
2.お客さんとのコミュニケーションを重視する
3.欠点や短所も正直に話せて、誠実である
4.何らかの形で、社会や地域に貢献している
5.他にはない商品・サービス・売り方がある
6.会社の特徴を「心に刺さるひと言」で表現できる
7.多くの人が共感できる志や理念がある
8.誰かに話したくなるストーリーやエピソードが豊富
9.どこかしら愛嬌やユーモアがある
10.経営者に情熱があり、社員がイキイキと働いている
+1:継続してちゃんと利益を出している


そして、一番印象的だったのは、米国ザッポスストア社長の
「お客さんは『何をしてくれたか』は覚えていないかもしれない。
でも『どんな気持ちにさせてくれたか』は決して忘れない」という言葉です。

お客様、そしてその従業員の皆様が「どう感じるか」を考えた行動を取ることが、顧客満足度に大きく差が出る要因と考え、当事務所でも実践していきたいと思っています。

This entry was posted in 経営. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>